口腔内細菌数を1分で測定!「細菌カウンタ」

細菌カウンタとは

口腔内には700種類の細菌がいるといわれています。
細菌測定装置、「細菌カウンタ」は、口腔内に潜む700種類すべての細菌の数をわずか1分で測定してしまうすぐれもの。
口腔内のクリーニングを行う前と行った後に測定し、結果を比較することで、口腔内のクリーニングはいかに有効であったかを数字で確認することができます。

歯科業界以外でも大活躍

口腔内の細菌は唾液に含まれ、体内に行き渡ります。そのため、口腔内細菌はさまざまな全身疾患にも関与しているという観点から、細菌カウンタは病院や診療所などでも活躍しています。つまり、病気を治すためには口腔内のケアも重要ということです。また、高齢になるにつれて嚥下の機能が低下し、誤嚥したものを咳反射で排除できないときに発生する「誤嚥性肺炎」は、病原性微生物が誤嚥されることで引き起こる気道感染であると知られています。
また肺炎症状は、誤嚥された菌の種類よりも、細菌の量に関係が深いという結果が出ています。ですから、「口腔内の細菌数が減る」=「誤嚥性肺炎の防止に繋がる」ということで、介護老人福祉施設でも活用されています。

7つのイラストでわかりやすく表示!

下の写真のように、測定結果は、7段階のイラストで教えてくれます。
1つのレベルの範囲は広いのですが、現在の口腔内細菌数が数字で現れるため、細かい診断が可能です。

カウンタのイラスト